レモンやライムの果汁をたくさん絞る、果汁を飛ばさない方法

料理レモン

レモンやライムなどを果汁系を絞るとき、「思ったより果汁が出ない」と思うことありませんか。この方法を実践するだけで、通常の3倍の果汁を絞り出すことができます。百聞は一見にしかずなので、ぜひチャレンジしてみてください。

またレモンを揚げ物などに絞るとき、果汁が周りに飛び散ってしまった経験を誰もがしたことがあるかと思いますが、そうならないで上手にレモンを絞る方法も合わせてご紹介します。

レモンやライムの果汁をたくさん絞り出す3つの準備

レモンやライムなどを絞ったとき、「もっと果汁が出そうな感じがする」「もっと果汁を出したい」と思ったことはありませんか。果汁を絞るなら、「果汁を余すところなく、絞り切りたい」と思うのは、きっと多くの人がが思うことです。

レモンやライムを絞る前には、3つの下準備をするだけで、たくさんの果汁を絞り出すことができます。どれも簡単にできることなので、実践してみてください。どれか一つを行うだけでも十分な効果があります。

絞る前にコロコロ

レモンやライムだけでなく柑橘類のフルーツは、絞る前に固い台の上に置いて転がすと、中の果実がバラバラになって果汁が絞りやすくなります。固い台がなければ、手の平の手首に近い部分を使って、コロコロ転がすだけで効果があります。

もちろん調理器具を使って絞る場合にも効果があるので、ぜひ覚えておいてください。

絞る前に電子レンジでチン

レモンやライムを絞る前に、電子レンジに入れて10秒前後温めてください。それだけで驚くほど果実を絞り出すことができます。

その理由は「絞る前にコロコロ」と共通していますが、電子レンジの熱がフルーツの水分子に直接働きかけるため、転がさなくても同じような効果を得ることができます。

もう少し詳しく説明すると、熱が加えられることで果汁を保つ果肉の薄皮がはじけ、フルーツを切ったときに中身が「固形ジュース」のような感じになります。

また電子レンジの熱で水分子が刺激され、果肉を覆っている薄皮が柔らかくなるため、果汁が絞りやすくなります。

凍らせてから電子レンジでチン

「水を凍らせて氷にすると、膨張して分子が破裂する」ことがこの方法を裏付ける理由ですが、これを説明されてもピンとこない人が多いかもしれません。

理由はともかく、凍らせた後で電子レンジにかけることで、さらに絞りやすい状態になることだけ覚えておいてください。

レモンなどの果汁が飛び散らない絞り方

レモンやライムを絞って、まわりに果汁が飛び散ってしまうことありますよね。これをちょっとした工夫をするだけで、防ぐことができます。少し高めの居酒屋などでは、この工夫をしたレモンが出てくることがあるような印象です。

その方法は、くし切りをしたレモンの中心に切り込みを入れてあげるだけです。切り込みを入れることで「レモンが折り曲がって絞りやすくなる」料理人の一つのテクニックです。

料理情報サイト「CHOW」が、その動画(再生時間25秒)を紹介していたので、ぜひご覧ください。

レモン汁が飛び散らない絞り方の動画

レモンなどの上手なくし切り方法

レモンやライムの上手な「くし切り」

「くし切り」と聞いてピンとこない方もいるかもしれませんが、きっと日常生活でよく見かけているはずです。よく目にするのは、外食で揚げ物を頼んだときにレモンが端についていることがありますが、あのレモンのカット方法をくし切りと呼びます。

他にも居酒屋でレモンサワーやライムサワーを頼んだときに入っているレモンやライムのカット、肉じゃがやカレーを作るときの玉ねぎなどのカットは、くし切りを使っていることが多いです。

そんなレモンやライムのくし切りを実際にやってみようとすると、コツを知らないと中々うまくいきません。そこでこの記事では、レモンやライムなどをお店みたいにうまく「くし切り」にする方法をご紹介します。

1.レモンを水でよく洗います

2.レモンを縦に置いて、斜めに切ります

くし切り方法4

レモンやライムは横ににカットするよりも、縦にカットした方が良く絞れます。しかもその量は、横にカットしたときよりも、縦の方が3倍も果汁が絞れます。

おそらく果肉が横に潰されるか縦に潰されるかによって、果汁の出る量に違いが出るのでしょうかね。試しにやってみたら、その効果は絶大です!必ずレモンを絞るときは、縦にカットしないようにしてください。

レモンくし切り方法1

◎レモンを斜めにカット

レモンの斜めカットは、果肉の袋を全て断ち切る切り方なので、種の処理も簡単です。また絞るときも果汁を余す所なく絞れるため、こちらの切り方をオススメします。見た目もこっちの方がきれいです。

×レモンを縦にカット

レモンの縦カットは果肉の断面が袋状になり、果肉部分がきれいに切れれば問題ありませんが、斜めにカットした方に比べると、包丁の入らない果肉の袋ができてしまう可能性があります。

またレモンを絞るとき、果汁が出にくくなってしまうので、力まかせに絞ると、あらぬ所の果汁が飛んだり、種の処理が十分にできず、種が飛び出してしまいます。

3.切った面を上にして、レモンを半分に切ります

くし切り方法5
くし切り方法6

 4.そのレモンを、さらに半分に切ったら完成

くし切り方法7
くし切り方法8