電子レンジの容器は使い捨てが便利!100均おすすめ耐熱容器とダメな容器の見極め方
家庭の調理器具で一番欠かせないものは、何でしょうか。
私の考えでは、電子レンジではないかと思いました。電子レンジは、基本的には温めるだけの機能だけですが、野菜などの食品の加熱や冷凍食品の解凍など、調理器具の中で利用頻度の上位に食い込むマストアイテムではないでしょうか。
また手間をかけずに作れる電子レンジレシピは、ネットや本でいろいろなものが紹介されています。皆さんも知っているクックパッドの電子レンジレシピには、なんと75,568万件以上(2020年2月28日現在)も掲載されています。
そんな便利な電子レンジですが、「このお皿や容器、食器はレンチンしても大丈夫?」と思ったことはありませんか。もちろん容器の表や裏、箱などの本体に電子レンジ使用可と書かれている容器はレンチン問題ありません。
だけどお皿や容器は、すべてのモノにそういった表示があるわけではないから、迷ってしまうことってありますよね。ここでご紹介するはレンチンしても大丈夫な容器やダメな容器、最近人気の使い捨て容器などについてです。
私と同じ悩みを持つ人たちに、少しでも役立つことができればと思います。
電子レンジの仕組みを知ると、使える容器が見えてくる
電子レンジは、電磁波によって食べ物が温められます。
電子レンジから発生する特殊な電波によって電子レンジ内が満たされ、それが食品に含まれる水分に働きかけ、水の分子が振動します。水の分子からは、その振動によって摩擦熱が発生。その結果、食品全体が水(分子)の摩擦熱によって温められる仕組みです。
電子レンジの温めフロー
- 電子レンジに食品を入れてスイッチを押す
- 電子レンジ内が特殊な電波で満たされる
- 食品中の水分子が振動する
- 振動で水分子に摩擦が起こる
- 水分子が温まる
- 食品が温まる
そう、気付いた人もいるかもしれませんが、電子レンジで食品を温めるには、食品の中に水分がなくていけません。
玉ねぎや葉物野菜などのレンチンは、短時間で熱々の状態になりますが、水分量が極端に少ないにんじんやごぼう、かぼちゃやイモ系などは、前者の食べ物に比べると時間がかかります。
電子レンジで温めてはダメな容器は、基本的に食品の温めにくさと同じ考え方です。「水分を多く含む容器って何?」と疑問に思うかもしれません。具体的には次の見出しで説明する容器が該当します。
電子レンジで温めてはダメな容器5箇条
水分を多く含む容器はダメ
- 竹製品(ざる、かご)
- 紙製品(紙皿、紙コップ)
- 漆器製品(お椀、重箱)
- 木の製品(お椀、お皿)
木製の食器は、電子レンジをかけてしまうと、ひび割れたり形が歪んでしまいます。実は木製食器には、水分を内側に多く含んでいます。そのため電子レンジをかけると、内側の水分が蒸発して、食器を変形させてしまいます。
最悪の場合は、食器そのものが発火してしまう場合もあるので、注意してください。
金属容器はダメ
金属は電子レンジの電波を反射する性質があり、その際に火花が発生します。アルミカップなども金属にあたるので使用してはいけません。金属系は事故につながるので、使用しないようにしてください。
またホーローの外見は磁器ですが、内部に金属を使っているため、金属と同様に使用はNGです。例外として、金属が過熱を弱める性質があり、それを利用してアルミ箔で調f理する方法があります。
耐熱性のないガラス容器はダメ
耐熱性のない通常のガラス容器は、電子レンジで使用するとひびが入ったり、割れてしまいます。数回の使用では問題ないかもしれませんが、繰り返し使用することで脆くなっていくため、使わない方が無難です。
一方、耐熱ガラスには、ガラスの膨張率を下げて急激な温度変化に耐えれるように加工されているため、電子レンジにかけることができます。
耐熱ガラスは、見た目に特徴があります。それは、通常のガラスと違い、色がついている点です。人によっては、ガラスを見ただけで耐熱ガラスか、通常のガラスか見極められるようです。
陶器はダメ
磁気は電子レンジで使うことができますが、陶器は使用することはできません。陶器は水分を含む上、磁器と違い吸水性があります。そのため使用すると陶器にひびが入ったり、割れてしまう可能性があります。
耐熱温度が低い樹脂製容器はダメ
樹脂製容器は、耐熱温度が容器によって違います。電子レンジで加熱中の食品は、100℃を超える温度になることがあり、耐熱温度が低い(140℃未満)樹脂製の容器の使用はできません。最近よく見かけるシリコン製の容器は、耐熱温度が低いものがあるので、購入の際は注意しましょう。
油分を多く含む食品(和牛ばら肉、ウインナー)や砂糖が多く使われる食品(チョコレート)は、電子レンジで長時間加熱すると高温になりやすくなります。その結果、高温に加熱された食品が耐熱温度を超えてしまい、容器が溶けてしまう危険性があります。
その他の電子レンジの注意
蓋がダメなプラッチック、樹脂製の容器
電子レンジ使用可と書かれている商品でも、容器だけは使用可能で、蓋の部分は使用ができない商品があります。そういった商品の場合は、蓋を外してラップをかけてレンチンしましょう。
電子レンジでお湯を沸かすと起きやすい突沸
コップ一杯のお湯を電子レンジしたとき、加熱が終わって、レンジの扉を開けた瞬間にお湯が噴き出すことを突沸(トップツ)といいます。原因はコップのお湯全体が温まらず、お湯の一部分だけが温まっていたり、振動などによる刺激によるものです。
電子レンジでお湯を沸かすのは少し危険ですが、沸かすときは数回に分けて加熱するように注意しましょう。
電子レンジに入れてはいけないもの
ゆで卵や目玉焼きは、電子レンジで調理すると危険です。卵の場合は、卵が爆発します。他にも殻や膜のある銀杏なども電子レンジを使って温めると危険です。
この動画では、生き物を電子レンジに入れています。絶対に真似しないようにしましょう。
電子レンジ対応の使い捨て容器
紙の使い捨て容器
一般的な紙の容器は、紙にポリエチレンのコーティングを行っていて、そのコーティングをしているポリエチレンは110度前後です。油を含む食品は、電子レンジで加熱すると、ポリエチレンの耐熱温度である110度を超えてしまいます。
ポリエチレンが食品に溶けても、特に人体には影響はありませんが、とは言え、食べないことには越したことはありませんよね。
電子レンジで温めても問題ない紙の使い捨て容器は、ポリエチレンのコーディングをしていない商品です。コーティングがないってことは、「単なる紙?」と思ってしましますが、ポリエチレンを使う代わりに、普通の紙よりも高い耐久性の紙を利用しています。
電子レンジOKと書いてある紙皿でも、「温め時間」や「長時間の使用は避けてください」などの注意書きは書いてあります。普通のお皿の感じとは違いますが、温めてそのまま捨てることができるという点は便利です。
プラスチックの使い捨て容器
プラスチックの容器によって、耐熱温度が変わってきます。
惣菜が入っていることが多い、透明な容器のポリスチレン(PS)の耐熱温度は70~90度です。この容器は電子レンジに使用することはできません。使用すると容器が溶けて、くしゃくしゃになります。
コンビニやスーパーのお弁当の容器に使われることが多い、ポリプロピレン(PP)の耐熱温度は110~130度前後です。プラスチック容器にPSと書いてある場合は電子レンジがダメで、PPと書いてある場合は電子レンジOKと覚えておきましょう。
ただポリプロピレン(PP)だっとしても耐熱温度は130度ありますが、油を含んだ食品は加熱の仕方によっては、耐熱温度をすぐに超えてしまします。温める時間には注意しましょう。
プラスチック容器が溶けてしまったとき、その中の食品は食べないようにすることをオススメします。プラスチック製品は、人体に有害です。
100均おすすめ耐熱容器
100均の進化は止まりませんよね。100円とは思えないクオリティの商品がたくさんあり、耐熱皿の種類にも驚かされます。またダイソーやセリア、キャンドゥなどでは、重複もある場合もありますが、基本的にそれぞれ違うデザインの商品がおいてある点もすごいです。
それでは耐熱皿についてご紹介します。
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