皮膚科へ化粧したまま行くのはNG?ニキビを早く治したいならスッピンがいいかも

ビューティマスク

肌荒れをしやすい私は春は花粉による影響、夏は紫外線や冷房による乾燥、冬は血液循環が悪くなくなることによる乾燥などで、皮膚科へ年間を通して通っています。唯一秋の間だけは、1ヶ月間くらい皮膚科に行かなくていい時期がある感じです。

ニキビを治したい人や私と同じ肌荒れがひどい人が、初めて皮膚科へ行くとき、「どうしたらいいかわからない」なんていう人も多いはずだと思います。

皮膚科に通い詰めている私が、これまで疑問に思ったことや気になった点をまとめてみました。同じ悩みを持つ人たちへ参考にしてもらえたらうれしいです。

ニキビ治療は皮膚科で正しい?

ニキビ治療は皮膚科で正しい?

ニキビ治療は「皮膚科で治療できる」ことを知っている人は、ニキビで悩んでいる人のうち、どれくらいの人がいるでしょうか。私の場合は最初、皮膚科で治療できることを知らなかったため、ニキビ治療専門のクリニックを探して、そこへ通っていました。

ニキビ治療は、基本的にどこの皮膚科でも診察してもらうことができます。

ただ皮膚科のあるクリニックでも、ニキビ治療に対して積極的な取り組みをしていないクリニックがあります。通学路や通勤途中にある近くの皮膚科のクリニックがベストですが、ニキビ治療に力を入れているクリニックを探すことをオススメします。

ニキビの治療ができるクリニックは、「ニキビ 皮膚科 東京都」みたいな感じで検索すると、簡単に探せます。

ニキビ治療に力を入れているクリニックかの見分け方は、ホームページを見て「ニキビ跡/ニキビ治療」という文字が、目に入るところに記載されているかが重要です。またそのクリニックの「口コミ」をチェックして、評判の悪い書き込みがないかを確認しましょう。

ニキビ治療の費用はいくらかかる?

ニキビ治療の費用はいくらかかる?

皮膚科の場合の料金目安

皮膚科の費用は健康保険が適用されるので、3割負担(小学校入学以後70歳未満)です。診察料と処方箋で合わせて、3,000円弱ぐらいが目安です。

  • 診察料:1,000円前後(ニキビの処置がなかった場合)
  • 処方箋:1,000~1,500円(薬代)

美容皮膚科の場合の料金目安

美容皮膚科は、健康保険適用外なため皮膚科の料金に比べて割高です。ケミカルピーリングなどの治療費は高額なため、事前にクリニックへ連絡するか、またはホームページなどで治療費を確認するようにしましょう。

ケミカルピーリングの治療費は1回7,000~10,000円が目安です。ケーミカルピーリング後にイオン導入(美白作用や抗酸化作用、コラーゲンを作り出す働きがあるビタミンC)をした場合は、さらに5,000円前後加算され、全部で12,000~15,000円が目安になります。

皮膚科でのニキビ治療のメリット

皮膚科でのニキビ治療のメリット

治療費が安い

ニキビや肌荒れ、乾燥肌などをケアする市販薬は1,000円前後で低価格ですが、医師の診断がないため、薬の成分が正しいのか、適切な量なのかわからず、最適なものではありません。

私たちの肌は想像以上に繊細で、ニキビ治療などのケアは、肌がどんな状態なのかを確認して、その状態に適した治療をすることが大切です。

上記でも記載しましたが、3,000円弱であなたの肌の状態をチェックし、今の肌の状態を改善するための数種類の薬を処方してもらえると考えると、決して高い金額ではないと思います。ニキビを早く、きれいに治したい人は、ぜひ皮膚科へ行くことをオススメします。

肌荒れやニキビなどが治りやすい

ニキビ治療は2000年代後半から、次々と新しい薬が認可されています。つまり、昔に比べて治療できるニキビの種類が増えているということです。

「治療費が安い」ところで記載しましたが、市販薬とクリニックで処方される薬では、薬の配合できる成分の量が全く違います。そのためクリニックに行かないと、今の症状に最適な薬が処方がされないといっても、言い過ぎではありません。

ニキビを早く、きれいに治したい人は、ぜひ皮膚科へ行ってください。

肌荒れやニキビなどの治療に関する知識が身につく

皮膚科では日常生活や食生活でニキビに影響を与えそうなことや、ニキビのできやすい場所、正しいスキンケア方法などを、医師や看護師が丁寧に説明してくれます。

スキンケア方法や肌への気になることは、ここぞとばかりに、すべて質問して、すべて解決してください。皮膚科に行ってニキビ治療や肌荒れなどを治す過程で、相当な皮膚への治療に関する知識が養われるはずです。実際、皮膚科に通い続けている私が、そうなることができました!

皮膚科へ行くときはスッピンが理想

皮膚科へ行くときはスッピンが理想

素の皮膚を見せて、ニキビや肌荒れなどの治療を

皮膚科に初診で訪れた際、化粧をしていたがために、医師が素の皮膚の状態を見ることができず、再度化粧を落として、再診を行わなくてはならないケースは珍しくありません。

なぜなら顔のニキビや湿疹、肌荒れなどは、現状の皮膚の状態を見て診断します。化粧で皮膚を覆ってしまっていると、素の皮膚の状態が見づらく、正しい診断が行えない、結果として治療が的外れになってしまうことがあります。

早くニキビを治したい人は、スッピンでクリニックへ行くことをオススメします。

皮膚科へ治療に来られている方たちの多くは、医師の診断が正確に行えるように化粧をせず、スッピンで来ています。そして、そのスッピンを隠すため、多くの人がマスクをつけています。

病院側へ事前確認

各皮膚科のクリニックのホームページでは、診察する上で、化粧についてのコメントが書かれているところが多いです。クリニックによっては、「軽めの化粧であれば、問題ありません。」の記載があります。

ホームページに記載がなければ、気になることは電話して確認してみましょう。

皮膚科では行わない、肌にダメージを与える5つの行動

皮膚科では行わない、肌にダメージを与える5つの行動

毎日しているクレンジングは、お肌を清潔に保つために欠かせません。しかし、洗い方が乱暴だったり、水が冷たすぎだったり、熱すぎたりすると、それが原因でニキビができてしまうことがあります。

肌にダメージを与える行動は、ニキビを作っているといっても過言ではありません。他にも普段何気なくしている行動が、肌にダメージを与えてしまっているかもしれません。

世界のスキンケアのエキスパートたちが、肌にダメージを与えるNGな行動を教えてくれています。ぜひチェックしてみてください。

処方なしで医薬品を買う

処方なしで医薬品を買う行為は、極端な言い方をすると、「風邪を引いている人に湿布を張る」、「交通事故にあった人に花粉症の薬を処方する」のと同じくらい無駄な行為です。

これまでの繰り返しになりますが、医者は現状の肌の状態を調べないと、その人の肌が必要としている薬がわからず、処方したとしても薬の効果が弱い、または効果がありません。

かえってその薬が逆効果になってしまい、症状の範囲が広がってしまったり、症状が悪化するケースもあります。

悪い成分の入った化粧品を使う

悪い成分の入った化粧品を使う

化粧品は、ざっくりいうと合成界面活性剤と油でできています。

台所にある洗剤とサラダ油を一滴ずつお皿にたらして、かき混ぜると白く乳化します。これが化粧品のクリームや乳液と基本的に同じものです。これを私たちは、顔に塗って美しくなろうと頑張っています。

しかし、その中には保存料や防腐剤、保湿罪など様々な添加物の成分が含まれています。なるべくなら、それら添加物が入った化粧品は、顔に塗りたくないですよね。

化粧品の主成分は、5番目までの成分が重要だと言われています。なぜなら、それらの成分が化粧品の大半の成分を占めているからです。そのため化粧品は、5番目までの成分が重要です。

5番目までに以下の成分が入っていたら、オススメできない化粧品です。

  1. エタノール ⇒ 肌が乾燥する
  2. DPG ⇒ プチプラコスメなど安いコスメの代表成分
  3. ハマメリス水 ⇒ 収れん化粧水
  4. L-アスコルビン酸2-グルコシド ⇒ 美白効果に疑いあり

顔洗うときにゴシゴシしない

スキンケアで顔をゴシゴシしてしまうと、角質だけでなく、皮下組織までダメージ与えてしまう可能性があります。そうなると、肌が乾燥しやすくなり、肌へのバリアー機能が失われてしまいます。すると今度は、赤みや黒ずみ、ニキビの悪化など、次々と肌トラブルを引き起こしやすくなります。

風呂場へのスキンケア用品の放置

風呂場へのスキンケア用品の放置

浴室は高温多湿で、化粧品が劣化する条件が整っています。化粧品の保管は、浴室ではなく、洗面所がオススメです。洗面所はお風呂場から近く、手が届きやすく、使い勝手がいいですよね。

化粧品を洗面所に保管する際は、棚の中やカバーをすることで、浴室の湿度や温度変化から守れるので効果があります。

シャワーでクレンジング

シャワーから出るお湯は、下に向かって勢い良く流れ出ます。このシャワーで顔を流すと、お湯の水圧で毛穴も下がっていき、皮膚全体が下に下がってしまいます。

これを毎日行うと、皮膚は形状記憶する性質があるため、想像以上に危険です。クレンジングは、洗面器などにお湯をためて、下から上にお湯をすくいあげて、優しく顔にかけて洗い流しましょう。