カフェインレスコーヒーには、カフェインを抽出するために3種類の方法があります。その3つのカフェイン抽出方法は、どれもが安全だと言い切れるものではなく、安全性に問題が残るものがあります。
安全なカフェインレスコーヒーは、「超臨界二酸化炭素」でカフェインを抽出したものだけだと、私は考えています。残り2つのカフェイン抽出方法は、何が問題なのかをご説明しながら、カフェインレスコーヒーについてご紹介します。
カフェインレスコーヒーは名前の通り、カフェインレスなので「カフェイン作用」による効能、効果がありません。カフェイン作用以外のコーヒーのメリットが、そのままカフェインレスコーヒーにも含まれているため、多くの人の支持を受けているようです。
カフェインレスコーヒーの最大のメリットは、カフェインの作用を気にする必要がないことです。カフェインの作用には、興奮作用や覚せい作用があるため、頭をスッキリさせる効果があります。カフェインは夕方以降に飲むと、 その影響で睡眠の妨げになりやすいです。
カフェインの作用には、胃液の分泌を活発にする働きがあります。そのため胃腸の弱い人や空腹時にカフェイン入りコーヒーを飲むと胃液が荒れて、胃が痛む傾向があります。またカフェインに強い人と弱い人がいて、どれくらいの量が適量なのかは難しいところです。
お酒を飲める量と同じで、どれくらいが自分の適量なカフェイン量なのかは、自身の経験でしか判断することは難しそうです。ただカフェインレスコーヒーには、カフェインは含まれていないため胃が痛むことはありません。
カフェインには利尿作用があります。そのためカルシウムなどの必要な栄養分と尿が一緒に排出されて、カルシウム不足でイライラしてしまったり、鉄分不足で貧血気味になったりします。これらの症状が長期的に続くと、骨粗しょう症になったりなどのリスクが高くなります。
普通のコーヒー同様、カフェインレスコーヒーも手軽に飲めるインスタントコーヒーが人気ですが、普通のカフェイン入りコーヒーに比べてカフェインレスコーヒーの価格は割高です。
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