100ccは100gじゃない、液体と固体でモノの重さは変わる!計量カップやスプーンの正しい計り方
料理中に使う調味料は、液体と固体でモノの重さによって変わります。
日常的に料理をする人は、そのことを料理する経験の中で身に着けている知識かもしれません。逆に料理をあまりしない人にとっては、100ccと100gの違いはわからない人が多そうです。きっと小学校か、中学校の理科の授業では、教えてもらったような記憶があります。
この記事では、義務教育時に習った液体と固体のモノの重さについてご紹介します。
「さしすせそ」の液体と固体の正しい計り方
料理の調味料と言えば、「さしすせそ」です。「 さ」は砂糖、「し」は塩、「す」は酢、「せ」はしょうゆ(旧仮名遣いで「せうゆ」)、「そ」は味噌です。
調味料は料理に欠かせません。特に煮物を作るときには 「さしすせそ」 は基本です。その調味料の量り方が、「さしすせそ」によって違うことを知っていますか。
例えば、計量カップ一杯(200cc)を「 酢 」で量った場合はは200gですが、醤油で計量カップ一杯(200cc)を量った場合は、230gになります。
失敗しないように料理を作るためには、正しい分量の調味料をいれたいところです。「さしすせそ」の正しい量り方についてご紹介します。
ccとmlとgとの違い
たまにレシピを見ながら料理をしているとき、「100gは100mlだっけ?」と迷ったことはありませんか。
体積と質量の単位
- ccとmlは体積の単位
- gは質量の単位
mlとccは、どんな状況でも1ml=1ccです。しかし、gの場合は「体積=質量」ではないため「物質(モノ)」によって変わってきます。正確には、モノの状況(気体・液体・固体)よっても変わってきますが、日常生活では気にしないで大丈夫です。
物質(モノ)によって変わる体積(cc)と質量(g)
調味料を量るときは、 1ml (1cc)=1gと考えてしまいがちですが、それは間違っています。
もし、そんな風に料理を作っていたら、レシピ通りに作っても、おいしい料理にならないかもしれません。なぜなら、実際のレシピとは、違う量の調味料を入れて料理をつくってしまっていますからね。
量るモノの体積と質量によって、モノの重さは1cc=1gになりません。ハチミツやパン粉、カレー粉の重さを量るときは、体積(cc)と質量(g)が全く違うので、しっかり覚えておきましょう。
体積(cc) | 質量(g) | |
水 | 100 | 100 |
酒 | 100 | 100 |
はちみつ | 100 | 140 |
みりん | 100 | 115 |
パン粉 | 100 | 20 |
カレー粉 | 100 | 40 |
※すりきり一杯で計った場合
計量カップ、計量スプーンによる重さ
料理のレシピは砂糖や味噌、粉モノなどの固体を計るとき、g(グラム)で表すことが多く、酒や醤油などの液体を表すときはcc(ml)が利用されていることが多いです。調味料では「酢」以外は、1cc(=1ml)が1gにならないことを覚えておいてください。
食品名 | 計量カップ 一杯:200cc | 大さじ 一杯:15cc | 小さじ 一杯:5cc |
砂糖 | 110 | 9 | 3 |
食塩 | 210 | 15 | 5 |
酢 | 200 | 15 | 5 |
醤油 | 230 | 17 | 6 |
味噌 | 230 | 18 | 6 |
※単位:g(グラム)
※すりきり一杯で量った場合
計量カップの量り方
計量カップは水平なところに置く
傾いたテーブルでは、正しい量は量れません。
目盛りは真横から見る
量りは上から見下ろして見るのと、真横から見るのでは見え方が全く違います。横着をせずに、計量カップを真横から見て量りましょう。
液体を計量カップに入れたとき、計量カップと接している縁の部分が、少し上に持ち上がってしまいます。量を計るときは、この持ち上がっている部分ではなく、縁に接してない持ち上がってない部分で量を計ってください。
その他
パン粉などの固形を計量カップで計るときは、ふんわりと入れて、軽くゆすって量を量ってください。スプーンで無理やり押し込んで、ギュウギュウにして量らない
ようにしましょう。
計量スプーンっていくらする?
今まであなたは、計量スプーンを使ったときありますか。
私はつい最近まで、計量スプーンの代わりにペットボトルのキャップを使っていましたが、今は計量スプーンを使うようになりました。使い出した理由は、「計量スプーンがあったら、便利かな?」と何気なくふと思い、Amazonで見たら、安かったから。
なんと、ペットボトルのジュースを買うより安い119円でした(アマゾンプライム会員なので送料無料)。デジタルで計れる計量スプーンも魅力でしたが、価格を優先しました。
計量スプーンを使ってみての感想は、やっぱり単純に使いやすいですね(笑)。
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