ヤクルトの量が少ない、容器が小さい理由。飲みすぎはNG?
初めてヤクルトを飲んだとき「もっと大きいサイズで、いっぱい飲みたいな」、「何で、こんなに量が少ない?」と思ったことはありませんか。ちなみに一般的なヤクルトの量は65mlです。
ヤクルトの容量が少ない理由は、「子供や老人に飲みやすくしている?」、「衛生面に気をつけて飲みきりサイズ」、または「飽きられないように工夫しているブランド戦略」など私の妄想が止まりません。
幅広い世代に親しまれているヤクルトは、「なぜ、あんなに小さい容器に入っているのか」をご紹介します。
※ヤクルトのお客さま相談 センター長の宮岡素朗さんの談話より
ヤクルトに含まれる乳酸菌の働き
乳酸菌は乳糖やブドウ糖などの糖類を代謝し、乳酸を作る菌の総称です。一般的な乳酸菌は胃液や胆汁といった消化液に弱く、腸にたどり着くころには生きていません。
しかし、ヤクルトに含まれる「シロタ株:乳酸菌」は、胃液や胆汁に負けないよう強化培養しているので、生きたまま腸まで届きます。腸内で乳酸を作り腸管の運動、食物の消化・吸収を促進し、有害菌の増殖を抑制します。
シロタ株は、他の乳酸期にはでいないできないことを実現し、私たちの体の環境を整えてくれています。
ヤクルトの容量が小さい3つの理由
ヤクルトは、「毎日続けて飲んでもらうことを目的とした製品」とのことです。容器のサイズが小さい理由は、以下の三点です。
- 毎日、飽きずに飲み続けられるようにするため
- 衛生面から1回で飲み切れるようにするため
- 1本で十分な量の乳酸菌を摂取できるため
ヤクルトを1日に複数本飲んでも大丈夫?
1日に複数本飲んでも大丈夫とのことです。
ヤクルトに含まれる乳酸菌シロタ株は、たくさん取っても体に害はないようです。体の外から取り入れた乳酸菌は、腸に定着しないため、複数本飲んでも1本飲んだのと同じシロタ株の効果を得られるとのことです。
シロタ株の乳酸菌効果を効率よく得たい人は、毎日1本ずつ飲むことをおすすめします。ただヤクルトの味がたまらなく好きだという人は、何本飲んでも問題ないようなので、好きなだけ飲んでください。
ヤクルトを一度に大量に飲んでも大丈夫?
以下の2点を気をつければ、好きなだけ飲んでも大丈夫そうです。
- ヤクルトには糖質が含まれているので、大量に飲むと糖質の取り過ぎやカロリー過多になる可能性がある
- 冷蔵保存していたヤクルトを一度に大量に飲んだ場合、おなかが冷えてしまう可能性がある
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