体験レポ2★いびき治療!喉ちんこをとる手術をして治った?
いびき治療について私がネットで調べた限りの情報では、喉の手術が必要になる可能性が高いことを知りました。
生まれて初めて自分がするかもしれない「手術」のことを考えて尻込みしていたが、ついにいびき治療の専門クリニックへ行くことを決意しました。それまでの山あり谷ありの経緯は、前の記事を見てください。
結論を先に書くと、軟口蓋形成術(ナンコウガイケイセイジュツ)を受けて、10日後にいびきが治りました。爆音だった私のいびきは完全に止まり、術後3週間が経った今気になるのは、「喉の違和感がいつなくなるのか」です。
クリニックを訪れてから手術を受け、今に至るまでの状況を共有します。
※術後5週間たった今は、喉への違和感はほぼなくなりました。
銀座にあるいびき専門クリニックへ突撃
2022年の1月前半にホームページから予約をし、2月の初めにいびき専門クリニックへいきました。
クリニックへ行くとコロナ禍でしたが、院内の待合室には若い女の子や男の子、私ぐらいのおじさん(=40代)まで5人ぐらいいました。
順番に名前を呼ばれ、私の順番になって先生がいる部屋へ入り、問診が始まりました。昨年検査した無呼吸症候群の検査結果と伝え、いびきの症状を先生に伝えました。
口を開けて喉の状態を見てもらうと、「これは、大きな喉沈個だね。そりゃ、いびきかくよ」と言われました。
本当に自分の喉沈個はでかいんだなと思いました。
参照:体験レポ★いびき治療の病院選びは、いびき専門のクリニックへ
先生が写真を撮って、自分ののどちんこの状態を見せてくれました(参照:術前の喉沈個)。この部分(黒の斜線)のところをレーザーで切除する手術(軟口蓋形成術)をすることで、いびきは止まると思いますと説明されました。
また気になっていた寝ているときに咳が出ることを伝えると、それも喉沈個が寝ているときに下がりやすくなり、気道を確保しずらくしているとのことで、同時に改善するだろうという説明を受けました。
「やっぱり、手術か」と一瞬思いましたが、「きっとそうなるんだろうな」と覚悟していた自分もいたので、その場で手術をお願いする旨を伝えると、手術前に血液検査が必要なことを説明され、先生の診察が終わりました。
別の場所で血液検査をされ、検査に問題があった場合は、その場合は後日連絡するとのことでした。
その後受付で手術日の日取りの話をされ、最短で受けれるのが、約4週間後の日曜日を案内され、その日に予約しました。術前と術後の過ごし方などについての案内用紙をもらい、支払い(=3,430円)を済ませてその日は終わりました。
いびき専門のクリニックなんて、正直そんなに人が来ないと思っていましたが、次から次へと人が引きりなしにクリニックに人が来ていました。いびきに困っている人は、年齢関係なくいるんだなと痛感し、私だけではないことに安心しました。
手術当日:軟口蓋形成術
手術当日は「保険証、手術許諾書、診察券」の3つを持参して、クリニックへ訪れました。「手術許諾書」は、手術後に関する患者と病院側の責任の範囲が記載されているアレです。
また手術に関する注意事項が、以下8点ありました。手術前後と手術当日に関することがいろいろ記載されています。
手術に関する注意事項
- 初診から手術日までの間に、服用している薬がある場合があれば、即日中に必ず申告をする
⇒ 薬の種類によっては、手術ができない場合があるため - 手術当日の食事は5時間まで、水分は2時間前から行ってはいけない。
⇒ 喉に麻酔をして嘔吐を起こす可能性があるため - 手術当日までの一定の期間は以下のものを控えなければいけない
(手術1週間)
解熱剤(バファリン・イブなど)、ワクチン接種、サプリメント摂取、サプリメント・プロテイン・健康食品などの成分表示が曖昧なもの
(手術2日前)
風邪薬の服用 - 扁桃腺の腫れや喉赤みが強い場合、当日の体調不良の場合は手術延期
- 手術後、2週間は喉に炎症が起きているため強い痛みが伴う。術後2週間は飲酒、喫煙、運動はできない
- 手術後、傷口からの出血がある場合は病院に戻り、処置を行う必要がある。診療時間外の場合は自身で救急病院に受診する必要がある
- うがいは出欠の大きな原因になるので、2週間はできない
- 手術当日は、麻酔が残った状態で帰るため、患者本人が自動車やバイク、自転車を運転して帰ることはできない
「手術前後の過ごし方」「手術当日の流れ」など見たい人がいれば、コメントください。需要があるのであれば、追記していきたいと思います。
手術を受けての感想
結果から伝えると、手術は無事成功しました。下の写真は、術後に取ってもらった喉の状態の写真です。そっくり喉沈個が、無くなっていることがわかります。
ただ終えて一言、「辛かった」です。
私は初めて胃カメラを口から行ったときに、上手に呼吸ができず、四苦八苦した記憶があるのですが、そのときの記憶と重なりました。
手術中にうまく呼吸ができなくなてしまい、看護師さんに「ゆっくり口で呼吸してください」などとアレコレ言われながら、どうにか手術が終りました。時間にして15分ぐらいだっと思いますが、とても長く辛い時間でした。
術後の経過:軟口蓋形成術
術後の経過には個人差はあると思いますが、術後2週間ぐらいまでは、「水分を取ったときの喉へのしみ方」「食事をしたときの喉の痛さと違和感」などの感覚で、日に日に回復していることを感じました。
特に私は朝起きて顔を洗い、口をゆすぐときの「喉への水のしみ具合」でその違いを感じました。
私の個人的な術後の「喉」「食事」「お酒」「うがい」「いびき」状態の変化について、気付いたことを時系列で紹介します。術後の経過が気にある方に参考になれば幸いです。
術後1週間まで
場所 | 違和感 | 状態 |
---|---|---|
喉 | ★★★ | ・常に違和感があり生活に支障がある ・水分を取ると喉にしみる |
食事 | ★★★ | ・何を食べても喉に違和感が生じる ・スープやお粥など喉にやさしいものしか食べられない ・よく噛んで小さくすることを意識しながら食事をする ・(口に含む量を少なくし)喉に通る量を少なくする意識して食事をする |
お酒 | ★★★ | ・痛さが怖くてトライできない |
うがい | ★★★ | ・外出後や歯磨き後に、口をゆすぐことしかできない ※出血が怖くてうがいができない |
いびき | ★ | ・術前は隣で寝ている人間にもダメージを与えるほど爆音のいびきだったが、それが小さくなった |
術後1~2週間
場所 | 違和感 | 状態 |
---|---|---|
喉 | ★★ | ・常に違和感があるが、日に日に良くなっていることがわかる ・水分を取ると喉にしみるのが若干和らぐ |
食事 | ★★ | ・徐々に白米なども食べれるようになる ・食べてはいけないモノにトライし、それらはNGなことを知る ・よく噛んで小さくすることを意識しながら食事を継続 ・(口に含む量を少なくし)喉に通る量を少なくする意識して食事を継続 |
お酒 | ★★★ | ・痛さが怖くてトライできない |
うがい | ★★★ | ・外出後や歯磨き後に、口をゆすぐことしかできないまま ※出血が怖くてうがいできない |
いびき | – | ・いびきがなくなった |
術後3週間
場所 | 違和感 | 状態 |
---|---|---|
喉 | ★ | ・喉へ意識をしなければ、特に違和感なく生活できる ・水分を取ると喉にしみるのが和らぐ |
食事 | ★★ | ・醤油やマヨネーズなどの味が濃いものなどは喉にしみる ・(口に含む量を少なくし)喉に通る量を少なくしての食事の意識が薄れていく |
お酒 | ★★ | ・ビールやワインを飲むが喉にしみたので一口でストップ ・焼酎のお湯割りはビールやワインよりもしみない |
うがい | ★★ | ・違和感はあるが、ゆっくりやさしくうがいすることができた |
いびき | – | ・いびきがなくなった |
術後4週間
場所 | 違和感 | 状態 |
---|---|---|
喉 | ★ | ・喉に意識をすると、違和感はあるが痛さはない ・水分を取ると喉へしみたのが、気にならなくなる |
食事 | ★ | ・醤油やマヨネーズなどの味が濃いものなども違和感がなくなった ・(口に含む量を少なくし)喉に通る量を少なくしての食事の意識がなくなった |
お酒 | ★ | ・ビールやワインを飲んだ時に違和感はあるが、飲めるようになった |
うがい | ★ | ・違和感はあるが、早く強くうがいすることができた |
いびき | – | ・いびきがなくなった |
術後5週間
場所 | 違和感 | 状態 |
---|---|---|
喉 | ★ | ・ほとんど気にならないが、術前と比べると若干違和感がある気がする |
食事 | – | ・何でも食べれることができた |
お酒 | – | ・何でも飲めることができた |
うがい | ★ | ・問題なくうがいができるが、術前と比べると若干違和感がある気がする |
いびき | – | ・いびきがなくなった |
いびき手術を検討の方たちへ
私のいびきは、術後1週間でなくなりました。正直私の手術は二度と受けたくはないほどの辛いものでしたが、目的が達成できたので良かったです。
いびきをしなくなって感じることは、今までよりもよく眠れているような気がすることです。何かの機械を使って測定したわけでないので、感覚的な話になって今いますが、朝起きたときの「目覚め」が違う気がします。
いびき手術の診療から術後の経過を体験し、今もう一度「いびきの手術を受けるか」と聞かれたら、簡単には出せないくらい苦しい手術でしたが、「はい」と答えられると思います。
同じいびきの症状を持つ人たちへ参考になれば幸いです。
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